香水とは
香水とは、香料をエタノール(エチルアルコール)で20~25%の濃度にした芳香剤です。濃度により、パルファン・ド・トアレ、オー・ド・パルファン、オー・ド・トアレ、オーデコロン、スプラッシュ・コロンなどに分かれるが、それらのもを総称して「香水」とすることもある。
ひとつの香水には50~200種類もの香料が含まれており、その香料もまた、何百という香りを構成する成分から成り立っている。香料の種類は天然香料と合成香料があります。天然香料は花、果実、樹皮、根などを原料にした植物性香料と、動物の生殖腺分泌物などから作られる動物性香料があります。合成香料は自然界の香りと成分を化学的に合成するか、自然界にないものを合成して作ります。または単離香料と言って、天然の香料から成分を部分的に分離させて作るものもあります。
香調(香りのタイプ)はシトラス、フローラル、アルヂヒド、シプレ、フゼア、オリエンタル、アニマリック、ウッデイ、オゾンなどがあります。
香水の歴史
古くは古代エジプトで没薬や乳香などの芳香樹脂をオリーブ油や動物性樹脂と混ぜ合わせた香油や香膏があります。始めは宗教儀式で使われていましたが、高貴な女性の間で肌に潤いや香りを与えるたえるためにそれらを使うようになりました。やがて、エジプトやギリシアから古代ローマの上流階級に伝わり、種類も増えて行きました。
現在使われるようなアルコールに溶かす香水が作られるようになったのは、14世紀のハンガリー女王が愛用した「ハンガリーウォーター」と言われています。これは「若返りの香水」とも言われています。その後、ヨーロッパ諸国にも普及し、フランス革命以降は貴族だけでなく、一般市民にも広まりました。
特に16世紀から19世紀にかけては、フランスを中心に体臭消しとして使われていました。これは風呂に入ると病気になりやすいと信じられており、ほとんど入浴をしなかったからです。
20世紀に入り、人工的な香りも取り入れた、現代製法の香水がフランスで誕生しました。
香水の使い方
香水の香りは3段階に分かれています。瓶の蓋を開けた時に最初に感じる香りは「表立ち」と言います(およそ20分持続)。次に「中立ち」といい、その香水の香りの特徴が最も的確に感じられます(およそ2~3時間持続)。最後の「残立ち」はほのかに香り状態で、体臭と混ざり2~3日続きます。
香水の付け方は、ある程度距離を持って、肌に直接スプレーします。肌の弱い人はコットンなどに染み込ませ、ブラジャーやポケットにいれるか、下着に染み込ませます。洋服につけるとシミになることが多いので、避けた方がよいでしょう。香水の空き瓶を洋服ダンスに入れて香りを移したり、部屋のカーテンにつけても楽しめます。
香水は通常、男性用、女性用に分かれていますが、日本ではユニセックス(男女兼用)のものが人気になっています。しかし、フランスではユニセックスのものはほとんど販売されていません。
また、香水はその人の体臭と混ざり、香りが変化するものなので、自分に合ってるものを見つけることが大切です。普段使ってるシャンプーや化粧品との香りの相性も考慮したほうがよいでしょう。